今回はいつもと違い、終えたゲームの感想を書く。レビューとは違うかもしれないが何かゲームを買う時の参考になったりすると嬉しい。ぼくの目的はあくまでゲーム終わりたての新鮮な感想を残し、そのうち読み返すためなので読みづらい部分があるかもしれない。
事前からニンテンドーダイレクトミニなどで宣伝されてきた本作。「シリーズ最多のコピー能力」、「昔の敵もフレンズとして共闘させられる」、「フレンズと共に合体技」といった点を全面に出し、CMもそこそこの頻度で放送され、ついに3月16日、発売された。
ぼくがどこまでゲームをプレイしたかも記す。本編はストーリーをクリア。エクストラステージと特殊ピースを全て開放、収集し、パズルピースは8割ほど集めた。隠しモードはそれなりに、という具合だ。カービィ歴は長くなく、「鏡の大迷宮」をやった。「鏡の大迷宮」は100%、ボスバトルを無限に遊んでいた。お気に入りの能力はハンマーとスマブラだった。ただ、それ以外のシリーズはあまりやっていないため、カービィシリーズに詳しいというわけではない(各タイトルとパッケージ絵をまあまあ覚えている程度)。
ゲームの中核、ストーリーから書く。内容はこうだ。
とあるなぞのぎしきのせいで
平和だったポップスターにも異変が……。
やみの心「ジャマハート」をめぐって、
立ちはだかる強敵たち。
カービィとフレンズたちは
世界を救うことができるのか!?
公式サイトより抜粋
ちなみに、今回旅するきっかけはデデデ城に運ばれる大量の食べ物だった(フレンズを作る元?のハートもある)。ネタバレになるので最後までは言えないが、ラストバトルの流れ、演出は非常にすき。もし、ラストバトルが終わってこれを読んでいる方も「最後の」ステージに行ってほしい。これまた演出とswitchの恐ろしさでゲームの虜にさせられる。
ステージはプププランドを回って星を巡ってボスの拠点へ…という流れ。平和で草原の広がるプププランドから険しい火山や雪の降り積もる氷山のある小さな星々へとステージ場面はよく変わる。
今作はswitchの性能も活かして背景も綺麗だ。先程出した火山や氷山ならば、煮えたぎる溶岩や透き通った氷だろう。カービィシリーズっぽくポップなタッチながらも質感はリアル。さらに、オープニングムービーで剣を手入れするメタナイト卿、ワドルディとひなたぼっこするデデデ大王、木陰で昼寝するカービィも同じく綺麗に映し出される。友人の言葉を借りるなら「ぽよみがある」、と言おう。
ぽよ…
これで動き回るキャラクターもまた良い。カービィのコピー能力から出る飛び道具、それに当たった敵のリアクション。細かい部分ならフレンズスター辺りがすきだ。ステージ内エリアの移動をする時にフレンズスターが発動していると最後尾のキャラクターが後ろを向いてにこやかに手を振ったり、ダメージを受けるとスターから落ちそうになったり。
手がないけどにっこりしてる
コピー能力のストーンの変化やファイターの疑似波動拳コマンドなど小ネタもあった。ぼくはリーチと下上コマンド技がつよいヨーヨーがすき。
アクションゲームとしては、コピー能力で敵を倒して仕掛けを作動させ前に進むいかにもカービィシリーズらしいもの。仕掛けを始動させるために必要なコピー能力は大抵近くに敵やコピーのもととして置いてあり、邪魔な敵を倒すのにもはフレンズが力を貸してくれる。隠し要素もあり、見つけにくい場所やパズルが必要な場面もあるため少し手こずる。また、ボスも動きが機敏であったり、攻撃の属性(スプラとかメラーガとか)を使い分けると弱点がつけたりとボスに相応しい。
フレンズもAIが優秀なのかCPUでも非常に賢い。操作する人間がやりたいことをすぐに動いてやってくれるため、ストレスが無い。ただし、行列を作って進むので、プレイヤーがもたつくとたまに列の後ろが引っかかり、事故が起きるのが難点か。
かしこい #星のカービィスターアライズ #KirbyStarAllies #NintendoSwitch pic.twitter.com/fx51MUM8j9
— あんきも (@ankake_assa) 2018年3月19日
どうか行かないで... #星のカービィスターアライズ #KirbyStarAllies #NintendoSwitch pic.twitter.com/CK1ZARQgow
— あんきも (@ankake_assa) 2018年3月19日
ゲームの難易度として最近やったゲームと比べるならマリオオデッセイよりもやさしい、くらいだろうか。残機はもりもり増え、100は余裕で超えるうえに、ミスをしても同じエリアから始まるためペナルティは軽い。全体を通してみるとワールドは少なめに見えるが、Kewn様のツイートにもあるように、ステージの数は前作とそこまで変わっていない。
そもそものカービィのコンセプトとして生みの親、桜井氏が「空を飛んで落ちない点などで初心者向けにしました」と語った通り(下参照)、クリアのしやすさでは横スクロールアクションの入り口になると思う。ぼくはゲームに関して少しばかり経験があるので中級者寄りになるが、それでも道中ミスしたり、工夫の必要な隠し要素を探すのに必死になったりと楽しめた。
今回のカービィが色んな所で「いつもよりステージ数が少ない」と言われてるのが腑に落ちない。ワールド数がいつもより少ないからそう感じるだけで、実際にステージの数を数えるとWiiが「37」トリデラが「41」ロボプラが「41」スタアラが「41」と実はいつもと全く変わらない。勝手な思い込みって怖いね
— Kewn (@Kewn_Miiverse) 2018年3月18日
(ツイート掲載許可を頂きました。ありがとうございます。)
このゲームは体験版が海外アカウントからe-shop経由でダウンロードできるため、少し興味がわいた方は体験版をプレイしてみてはどうだろうか。カービィファンの方にはもちろん、あまりゲームをしたことの無い方にもおすすめだ。
2018/3/21 追記
「桜井氏が初心者向けに〜」の部分にて、発言の元を念の為調べたところ、こちらのページにあった。