あんかけが書く

かきたいことをかきます。

16つめのすき『古いアーケードゲーム』

 先日、何気なくswitchのe-shopの一覧を眺めていたら「パンチアウト!!(アーケード版)」が配信されているのに気が付いた。スマブラforに参戦したあのリトルマックがメインキャラクターのゲームだ。敵のパンチを左右にかわし、アッパーカットでKOを狙う。やることはシンプルながらも非常に面白い。実際に世界からの人気もある。

 

 今の時代ほど複雑な要素がないため、目的とそれの達成のための手段はわかりやすい。敵を倒して右に進む、上から迫りくる異星人を撃ち落とす………。非常に簡潔で、ゲームに慣れた今時の人間はとっつきやすい。使うボタンも、そこまで空間も広くはないため移動も簡単(操作性が酷くなければ)だ。

 

 今日たまたま見つけて遊んだ「ファイナルファイト」はベルトスクロールアクションの元祖だ。「くにおくん」シリーズのように進みながら敵をボコボコにする。レバー入力とボタン連打で様々な攻撃が出せるのであまり単調にならない。アーケードゲームの分、コインを入れさせるために難易度が高いのが少し難点だ。あのゲーセンは他にも面白い筐体があったため通いたい。

 アーケードゲームと言ったらレースゲームも欠かせない。少し離れたゲーセンにあった「スリルドライブ」はレースゲームの中でも変わり種だ。なんと、スピードをガンガン出すゲームに「損害賠償」という法律の概念がある。公道を走る他の車にぶつかれば事故となり、レース後に金を請求される。タイムロスにもなるため緊張感が増す。ただし、友人とやると緊張感よりもバカゲーとしての側面が出がちになる。「TANK!TANK!TANK!」のように事故を起こしまくり賠償金を稼ぐ(負債を負っているのだが)戦いもアリだろう。

 

 何が面白いのかを手探りで探していたためか、改めて見ると迷走気味なゲームも多い。ぼくは秋葉原のとあるゲーセンにある「キーボードマニア」(以下キーマニ)がそうだと思った。もし、本当にこのゲームがすきな方がいるのであれば申し訳ない。

 キーマニはキーボードをモデルにした音ゲーだ。音楽に合わせて体を動かすのだから楽器を演奏しようとするのは当然出るであろう発想だ。ただ、あまりにも再現しすぎた。押すオブジェクトが24+αある。これを手元を見ずに押すのは本当にピアノなどを演奏した経験がある人でなければ難しいのだ。このオブジェクト以外は普通の音ゲーしている分もったいない気がする。これから何度かプレイして上手くなりたいゲームの一つだ。

 

 ゲームの技術が今ほどできていない分、できることを探すかのようにいろいろなアーケードゲームがある。そのときに見つかった面白いものが今、受け継がれて遊ばれている。インベーダーゲームが進化してスクロールシューティングになったようなものだろうか。

 

 難易度は高いが不思議なことに敷居は低いというものが多い。気が向いたときにゲームセンターの片隅、ひっそりと佇む筐体に100円もしかしたら50円を投入し、アーケードゲームの世界へ没頭しても良いかもしれない。