あんかけが書く

かきたいことをかきます。

18つめのすき『休日』

 ぼくは「疲れる」ことそのものは嫌いじゃない。ただ、疲れる過程が問題なのだ。ランニング、長い階段を登る、重い荷物を運ぶ、DDRといった肉体的な疲労は嫌いではない。動作を始めるまでが面倒なだけだ。対して仕事や勉強、よく知らない人と話すという動作も精神的に疲れる。誰かに対して評価されるのだから頭を回して及第点を目指す。

 平日5日間はこれを繰り返す。

「忙しい、とは心(りっしんべん)を亡くすと書くのだ」

とはよく言ったものだ。仕事が忙しければ積み重なった任務を消化するだけのロボットになってしまう。ぼくとしてはそれは喜ばしいものではない。ほどよい休みがほしい。

 

 ぼくは金曜の夜からテンションが高まる。高まったテンションでゲーセンに行ってから麺を食うなどと豪遊する。この時点で気持ちが違う。「ぼくはすきなことしてやるぞ」と切り替わる。その日はゲームした後、普通に寝てしまう。

 そして目覚めて土曜日。今までやりたかったことをやる。引っ越すまでは近所のゲーセンだとかうまいラーメン屋だとか少し足を伸ばして出かけてみるとかをのんびりやっていた。今は近くに何があるのかを知るために散歩したり、朝食を買い足したり。その用事が済めば遠出してイベントを覗いたりする。もっとも、行く場所の多くはゲーセンなのだけど。

 こちらも歩くなどで疲れることは疲れるが質が違う。何かを得た代わりの疲れなのだ。土曜日の目的は楽しみ、気持ちを一新することだ。部屋に戻ってシャワーを浴び、「今日は悪くない一日だった」と心から言えれば100点を付ける。そしてまたゲームをする。

 

 日曜日。昼を過ぎるまでいかないが、起きるのは少し遅くなる。アイロンをかけ、掃除機を走らせる。あとは特に何もしない。昨日買ったマンガを読み進めたり、家計簿の帳尻を合わせたり。超インドアな一日だ。ぼくの部屋は枕元から手が届く範囲にすべての娯楽が揃っているため布団に入りながら時間が飛んでいく。

 

 余談だが、よくこういう布団から出ず寝ている人に対して批判的な人間もいる。ぼくがそういった方に言わせて頂きたいのは「休日だからすきにさせてくれ」だ。それが一番のリフレッシュ方法なのだ。ましてや本当に動けないほどの激務なのかもしれない。どこか行きたくなったら行くのでそれまですきにさせてあげてほしい。

 

 そして夜は飯を食い、風呂に入り明日のこととブログのネタを考える。今日は何を書こうかな。