前回の続きを書く。
中学を卒業したぼくは、変な学校に行った。任天堂ハードがそこそこすきで、カードヒーローが面白いという話をしたら2人ほどプレイした奴がいた。今の時代ならかなりの割合だと思う。
数年は模範的な学生らしく部活動に打ち込んだ。おおよそ真面目だった。この期間は部活が楽しかったため、そこまでゲーム一本ではなかった。
そしてまたあるゲーム達と出会う。友人からの誘いでゲーセンに行くことがあった。普段は家庭用ハードばかりでゲームをしていたため、ゲーセンはたまにやっていたガンダムvsくらいしか縁のない場所だった。
誘われた先には洗濯機のようなけったいな形の筐体があった。maimaiである。よくわからなかったが、とりあえずやってみろと言われ100円玉を入れた。反応テストのごとく飛んでくる円を触った。コツも知らない、スライドは指が痛いと思ったが、そこそこ楽しんだ自分がいた。
この日から週に何度かゲーセンに通いはじめる。友人と2人でやるmaimaiも面白かったが、並ぶのがあまりすきではなかったぼくはSDVXやDDRのようなあのゲーセンでは人の少なかった機種にも手を出した。
音ゲーの中でもお気に入りはミライダガッキだ。4つのタム(太鼓)を上から降ってくるものに合わせて叩き、ポーズを決める。ミライダガッキはまた別で記事を書こう。
音ゲーのためにアルバイトを始め、さらにゲーセンに通うようになった。結果、部活はおろそかになり、やめることとなった。ゲームをしすぎて他が疎かになる良い例だ。
音ゲーと聞けば大抵の機種はやった。一通りやって一番のお気に入りはミライダガッキだった。東京へちょっとした旅行に行ったときも秋葉原でキーボードマニアやパラパラパラダイスに触れた。音ゲーとしてはかなり難しかった。
ゲーセンに通ううちに、そこらに置いてある音ゲー以外のゲームにも興味を持った。ぷよぷよACやボルテと連動していたスティールクロニクル。この頃にはアーケードゲームがかなりすきになった。暇さえあればゲームカタログwikiをよく読んでいた。
ゲーセンに熱中していた最中、最も印象的なゲームが発売される。それがスマブラfor3DSだ。
発売前からCMで知ってはいたものの、3DSを持っていなかった。まあ買わないでいいか、と思っていると、買う奴は何人かいたため、発売日から少し遅れてNew3DSと一緒に買った。この3DSは何度かスティックが壊れたりしたが、修理に出して使い続ける相棒だ。ソフトはマリオカートなど定番のものはそこそこ買った。VCもR-TYPEや半熟英雄など、面白そうだと感じたもの、父のイチオシを買った。
いろいろソフトはあるものの、スマブラは未だにほぼ毎日遊ぶ。ここまで続く理由は友人のおかげだろう。買ってからは昼休みにスマブラ、放課後もスマブラ、帰ってからもオンラインでスマブラ。これを卒業するまでずっと。現在、ローカルでのプレイ時間は〇〇だ。
友人はみんなスマブラが上手い。癖のあるキャラの小ネタで殺しに来るやつ、速いキャラで押しに押すやつ、一キャラの界隈で有名になやつ、強キャラの力を見せつけるやつ。みんなそれだけスマブラが好きなのだろう。いつまでも続けてほしい。
スマブラからe-sportsなるものも知った。オフ大会も知った。他の格ゲーも知った。ぼくのゲームの世界は少し広がった。
そうこうしているとSwitchが発売された。忘れもしない3/3の午前1時、ゲーム屋の前に並んだ。3月とはいえまだ冷える中、あぐらをかいて一人待っていた。
それなりに買う時に苦労して買ったもののため、まだ一年しか経っていないとはいえ思い入れがある。なにしろ発売からブレスオブザワイルド、ぷよテト、ARMS、マリオデ、ゼノブレイド2、DLソフトいろいろ………。一年と少しだがひとつひとつのゲームの思い出と、楽しみ方がある。
これからはSwitchをしながらスマブラの大会、ゲームのイベントにもどんどん参加するつもりだ。どんな出来事があるだろう。