早めに起きて、朝食を取り、洗面を済ませて外へ出る。いつもの朝のルーティンだ。
しかし、早めに起きる以上、眠いのは当たり前だ。8トンのまぶたと戦いながらぼくをがっしり包む布団君から逃げなければならない。その様子は墓場から這い出るゾンビだろう。
ならば、起きるのが嫌ならどうすれば良いか。寝れば良いのだ。
やはり人間は三大欲求の一つ、睡眠欲には勝てないのだ。少し眠れば若干気持ちは満足する。朝の憂鬱さで電車に飛び込む話があとを立たないということを鑑みれば、二度寝は気持ちよく、爽やかな朝を迎えられるを5分の二度寝は命を救う。
睡眠時間もそうだ。夜の6時間睡眠と朝の二度寝はどちらも一瞬であるため、実質12時間睡眠が可能となる。寝ることが楽しみと言う人もいるのだから量としては十分のはずだ。さらに、6時間の睡眠の後、この5分の二度寝を3度繰り返す事により、24時間の睡眠ともいえる。朝の15分で休暇ができる。
ぼくはたまに二度寝のために目覚ましを30分早くかけ、5分おきのスヌーズ機能で寝て起きてを繰り返す。結果、5〜6回眠れる。背徳感とスリルがまたほどよい。一度寝坊してしまったが、未だにやめられない。平日はすぐ起きればいいものを、と思うかもしれないが、起きなければならない平日だからこそするのだ。休日はいつまでも寝れば良い。
明日は金曜。さて、起きられるだろうか。