あんかけが書く

かきたいことをかきます。

26.5つめのすきなもの『音楽とか』

 ぼくは、娯楽を「五感に非日常的な刺激を与える事で対象の心理に良い影響をもたらす」と解釈する。今この文を考えたため具体例を出され反論されても何も返せない。ただ、これは間違いではないと思う。テレビや映画なら視覚と聴覚、スポーツなら視覚と聴覚と触覚、食事なら味覚と嗅覚。こじつけかもしれないが大抵当てはまる。

 

 その中でも聴覚による娯楽一番手軽だというのがぼくの持論だ。

 割合は文献によってまちまちだが、人間の情報量は「視覚>聴覚>嗅覚>触覚>味覚」の順で影響力があると言われている。これを見ながら娯楽について考える。視覚は娯楽に使うにはキャパを割きすぎる(人が得る情報の8〜9割はこれ)、嗅覚と触覚はレベルの高いものを得ようとするとかかるコストは段違い、触覚ならスポーツや性行為等とは縁がない。ならば聴覚の刺激がよいだろう。

 ペンで文字を書こうがガムを噛もうが耳の穴は常にオープンだ。イヤホンなどしなければ音はいくらでも入る。ならばこの持て余した穴で楽しみを作ろうという話である。

 

 聴覚を利用した娯楽はやはり音楽だろう。通学通勤作業中になんとなく聞くのはもちろん、家に帰ってじっくり聴くのも良い。オーディオ機器を揃え最高の環境で聴く方もよくいるが、ぼくはその辺りをあまり気にしていない。かすかに耳をくすぐる高音を聞き漏らすのは惜しいが、多少の犠牲は承知のものだ。

 

 ぼくは理由なく「これいい感じ」と思ったものを聴いている。音楽理論を学んでこの音がどうこうとかコード進行が珍しいとかの理由付けをするのは後回しだ。そもそも少しかじってみたが感覚が掴めず、難しいと挫折した。

 すっぱいぶどうのような話だが、適当な言い訳をつけるなら「料理を美味しく食べるのに調理工程は必要でない」。

 

 元々音ゲーをしていたため、音ゲーのサントラや楽曲提供者のアルバムのものを聴くことが多い。音ゲー以外のいろんなゲームのサントラもよく買って聴く。曲を買う以外ならば、SoundCloudで探すこともある。

 SoundCloudは音声ファイル共有サービスだ。多数の作曲者が登録し、リスナーとしては無料で聞くことができる。作ったアルバムの宣伝も兼ねた投稿がよくあるため、投稿者としては悪くないサービスかもしれない。

 

 少し前は音ゲーの影響を受けたせいで低音鳴り響く曲がお気に入りだった。

 

 こんな感じの。音ゲーしている方はもうおなじみだろう2人の曲。特に後者は8億回は聴いた。「ガオンガオン」と響く低音と早い曲調がぼくの中二心を掴んで離さなかった。

 ここ1年程は、はぼくもおっさんになったのかちょっとこってりしすぎていると思いはじめた。確かにすきではあるけれど少し聞く頻度が下がった。

 

 最近聴いているのがこういう感じの。

 Yunomiさんの曲を挙げる。上2曲は友人に死ぬほど聞かせた。先ほどより明るく爽やかな感じがする。こういう曲の方がほどよく耳に入って聴きやすい。

 

 あとは個人的にいろんな人に聞いてほしいのがこれ。

ちア出マンは天才だと思う。下のリミックスもすき。

 

 こんな感じでいろんな曲が見つかるSoundCloud、ぜひ使ってください。すきな作曲者のアップロードした曲をローテーションするのも良し、次から次へと流れるおすすめ曲を吟味して新しい世界へ旅立つのも良し。

 この世にはいくつの曲があるのか知らないが、自分が「すきだ」と言える曲は全て知っておきたいものである。