もう季節も冬となる12月となってしまった。隙あらばと攻め寄る寒さに対して、貧乏なぼくが対抗できる手段は布団をかぶるしかないのである。
外に出る気がないのもあるが、最近はもっぱら午前中を布団で過ごす。目が覚めてからの温もりを感じながら、すべきであったことを思い出す。休みの期間はしばらくこの状態である。社会復帰できるのだろうか。
そんな布団からもいつか出なければならない。未練を残しながら身支度を整える。布団に包まれていた安心感はどこへやら、今日が始まる不安が産まれる。
それでも、まあ、今日一日くらい好きに生きてみてもいいか。