あんかけが書く

かきたいことをかきます。

58つめのすきなもの 「ほん」

 すきなものが「本」というのは少し違和感がある。「本がすきだ」と言う大多数の人は本というオブジェクトがすきなわけではない。いくらかの層に書かれた記号を目に入れ、頭に入れ、心を動かす行為を「すき」と言っている。その行為は大抵読書と呼ばれる。本当に本が好きな人は読書だけでなく製本とか装丁まで嬉々として語るような人ではなかろうか。

 というわけで、今回は前にちょっと挙げた本に付随する行為の話。"読む"が多いので分けた。

 

 

買う

読む

覚える

本の読み方の話

本の分類の話

本を買う話

本を読む場所の話

 

並べる

 前回の小ネタのとき、本棚の写真をあげた。

 長らく使ってきた本棚(右側)を飛び出し、オタク物品置きのアルミラックに侵食した本たちは床にもコロニーを形成しつつあった。文字通り積まれているから手に取れないのが問題だとして、先代の2倍サイズの本棚(左側)を買ってしまった。初代本棚を処分しようとしたが、まだサブとしてせねばならないくらいあるので使い続けることにした。

 

 せっかく本を並べる作業なので、凝ることにした。大体こんな感じ。(リアル本棚を見てください)

bookmeter.com

 文脈棚というほどではないけれど連想ゲームをしつつ楽しい並びになるようにしたつもりではある。リアル本棚の14段のうち、5段くらいはゲーム関連になった。他の棚も含めて少し細かい内訳をスプレッドシートの円グラフにした。

何?

 自分が良く出たグラフな気がする。小説も10年前から連れ歩く本が大半であるおかげで、まあまあの割合を保ってくれている。小説の内訳は星新一など短編と米澤穂信入間人間とハヤカワSF文庫とミステリがちょっととその他。並びを見るとなんとなく偏屈な印象がある。

 そして平然と並ぶ「MTG」「CD」。MTGデッキは空きがあるからと適当に突っ込んだ。今では余裕が減ってきてオタク棚へ移し替えそうか悩んでいる。CDは本棚を組み立てるときにどう調整してもCDケースくらいの高さを残すことになってしまい、諦めて並べることにした。beatmaniaⅡDX Super Best Boxとボルテのサントラで半分くらい持っていかれたが、満足している。

 空きは減りつつも2,3年に1回くらい本を売るおかげで、本が増えながらも濃厚な今の自分が残っている。本を読まずとも、そこに本があることが大事なのだ。朝起きて「化物語(下)」と目が合う。ずっと自分を自分にしてくれているものが忘れない場所にある。これのおかげで半分狂わずにいられている気がする。

 

 自分もそうだが、本棚に本を詰めるような人間の本棚は、それを作った人間をそのまま表すようで見て面白い。並んだタイトルよりも何をどう並べているのかが面白いポイントだ。そうそう他人の本棚は見ることはないが、遊びに行ったりdiscordで本棚晒す時に見る。バカでかい本棚10台くらい並べてミチミチに漫画単行本とハードカバー並べてる奴や本棚の上に平積みされている方が"濃い"ラインナップの奴とか。

  みなさんの本棚の写真もお待ちしています。皆さんの脳みそをのぞき見したいので。

 

積む

 これだけ本棚にありながら、ほとんど消化できていない。毎日本を読む習慣があるわけではない。かといって週末とかに読むわけでもない。それなのに次から次へと買うせいで積読が増える。明らかにoutに対してinが多すぎる。

 積読の山はいつもいる机にある。10冊ほどが石積みで出来た塔のようにそびえ立っている。かろうじて文庫本と新書とハードカバーがピラミッドを構成してくれている。カードゲームをする友人の台詞、「紙は紙を呼ぶ」を体現する存在だ。

 しかも、新しい本がありながら読んだことのある本を消化する。積読の山に買った本を置いた後、わざわざ本棚におもむき、本を手に取る。何をしている?読む本ならそこにあるのに。

 

 積む(物理)の良くない点はスタック形式であること。当然の摂理で、上に積んであるものが取りやすい。それに加えて眼の前の塔は下の方がまあでかいハードカバーである。今、その役割を担っているのはこれだった。

 まあまあでかい。ままま上から消化しましょう、となるかというとテッペンにはこいつがいる。

 ちょっと重い。塔の素材になる前に読むべきだったと後悔している。

 

 とりあえずの自己流消化術として、移動中用の本を読み終える度に次の本をタワーからひっつかみ、カバーをかけて本にぶちこむ。電車の中ではエス語の勉強くらいしかできない(TwitterはR18絵が毎秒流れる)ため、本を読むようになる。今読んでいる本*1もそこそこ重たいとは思うが、そのうち読み切れるはず。

 習慣付いたかはわからない。買うことを我慢できないのも悪い。積読こそが完全な読書術である*2らしいのでしばらくは安心しておく。

 

 

買う

 積むなら買うなよと思うが、ふらっと寄った本屋で買ってしまう。本屋に行くなよと言われるが、休日の貴重な選択肢が減るのは勘弁。じゃあ図書館に、とも思うが本を借りると「読んで」「期日までに図書館に行って」「返す」をしなければならない。図書館には行くが、気分で本を取るせいで読みたい本を読まないことが多々ある。

 本屋に行くと「欲しい本を買っておしまい」のはずが、レジに行く前には「欲しくなりたくなる本を探す」という謎の状態になってしまう。消費社会に踊らされる哀れな民衆の一人。結局、目的の本を買うついでに近くの棚を覗き見して欲に負けている。

 本屋は「買わせる」という圧があるせいか、で図書館より本が魅力的に見える。平積みコーナーの手書きポップも全部見てしまう。大きい本屋だとイチオシコーナーが存在するところも嬉しい。この前にこの本の愛を方眼紙いっぱいに語る展示コーナーがあり、つい買ってしまった。最悪な気分をありがとうございます。

 

 

 本屋は「地元」と呼べる空間があると長く楽しめる。地元の本屋、という意味ではなく昔から見慣れている出版社、ジャンルのコーナーを指す。自分で言うなら新潮文庫。全体的に淡い単色に黒文字の背表紙が映えていて本屋に来た感じがする。帯を見つつ新潮文庫の100冊*3を眺めたり、いつもの黄緑色の並びから手持ちにないものを探すなど。

 

 大きく変化があることはないけれど、大体何か変わっているのが楽しい。

 最近はハヤカワ文庫にも行くようになった。元々「華氏451度」を持っていたところに、「天の光はすべて星」*4、「カエアンの聖衣」を買ってからいきなり増殖した。オタクをしているとどこかで見たことがあるタイトルが並んでいる。原文として知っておくかと手に取ると急に増えてしまう。

 棚としてみると全体的に黒かったり薄水色が並んで、その横に真っ赤なアガサ・クリスティが並んでいる。本当にこの色の感じは大抵の本屋でも同じなので見てほしい。なかなか特徴的なカラーリングでそうタイトルも変わらないおかげで始点にもしやすい。惹かれた表紙を手にとって見てほしい。

 

 ハードカバーはアテと余裕がある時くらいにしか手が出ない。本が高い。文庫本ですら15年前本と比べても書いてある値段が違う。先ほど挙げた未来いそっぷを見ると今がAmazonで737円、昔がこれ。


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 税抜476円。税込でも当時の消費税が5%なので500円。1.5倍くらいになってしまった。ちょっと機嫌が良い時でもないと手が伸びなくなるのもわかる。

 

 本屋の話が大半になった気がする。

 

 まとめ。本屋に行って歩きましょう。Amazonのリンクは表紙見る以上に使わなくていいので本屋に向かいましょう。お金を出さねば本屋は滅びるので。

 

知る

 ちょっと本の話からそれる。友人のブログを紹介。エス*5を勉強するきっかけをくれたのが彼。この中の教養の書からレファレンスサービスのくだりに出てくるのが自分。

「教養」と「劣等感」と「何者かになる」こと - ダンクが考えていること

 自分が教養について興味を持った理由は、モノを楽しむ前提知識が欲しいから。これは前に書いた。他には知りたいエス語の勉強で何に向かっているのかとか、そもそも自分は何を好むのかとか、自分の傾向を掴むための手段としてだと思う。自分の知的好奇心をくすぐる学問分野の地図みたいなものがあれば、きっと自分の知らない島に飛び込めるきっかけになる。

 そこでレファレンスサービスを使った。紹介された本は先ほどの記事にある「学問のしくみ事典」と「諸学の体系」。「体系」はサービス利用した図書館で読んだ。「事典」は図書館を巡るも読む機会に恵まれず、思い切って購入。

 

 

 レファレンスサービスですごいと思ったところは、質問文がまあまあ曖昧でも良い本を教えてもらえたところ。「学問の分類と、それがどういったものであるかの解説がなされている本が読みたい」はかなり大雑把な問いかけな気がする。返信に挙げられた「体系」は分類と理由、「事典」は解説をする本であり、回答としてはとても適切だと思う。それの補足に大学の学科分類資料もありがたい。これらの回答に自分は満足している。知ってどうするかはまた役立てる時に考える。

 この世の中で大抵のことは本かネットに書かれている(真偽はともかく)が、それがどこにあるかはわからない。それを知るために文字を読んでいるかもしれない。小説にしても、ミステリーが何かを知るにはミステリーを読まねばならない。自分はその入り口が江戸川乱歩だったりする。多分小学校の図書館の少年探偵団が最初。こうして広がっていく地図を後から眺めるのがちょっと楽しい。マインクラフトでも同じことをしている。

 こうして分類913の棚を出て002の棚へ旅立つのだ。002がそういう棚であると手引きされ、知ったから通うようになる。

 

 とはいうものの、そこの本が読めるようになったからと読んだとて、知ったものは身に染みるまで時間がかかる。話を聞いて内容が手持ちの知識と関連付けられるとわかるには慣れなければならない。公式を聞いただけで問題は解けない。

 

読む

 などなど上でいろいろ書いておきながらそこまで本を読む人ではない。結局通勤と先が気になるとき以上に読むことがない。勝手な印象で読書家、というのはどんな娯楽よりも本を読むような人のための言葉だと思う。だからそれ以外をする自分は読書家ではない。ちょっとテキストがすきな人、くらいである。

 そう、たまに自分は文字と図の情報を食べているだけになる。本について「読む」は2の動作をするが、自分は「文字や文章、図などを見て、その意味・内容を頭にとどめる」になる。

「読む」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

 

 感覚としては頭に文字の塊がそのまま収納されている。しかも収納した文字列は整頓されていない。文の単語がそのまま床に投げ捨てられる。小説はそんな状態でも筋書きと場面を頭に浮かべつつ進められるものの、ここ最近読むようになった概念の本を読むと無理になる。キーとなる単語は見覚えがあるけれど何かよくわかっていないので5pほど戻ってやり直す。これを定期的に繰り返す。こう書き並べるとアホくさくてやっていられない。

 果たしてこの状態は読んでいると呼べるのか。小説もinterestingでfunnyな瞬間は覚えているし、章の結論で順番に他の本で知った・わかった概念と繋がっていく感覚はあるのでまあまあ正当な読書体験はしているはずなのだが。過程を飛ばして結果を溜める読書ゾンビとでも呼びたい状態の人はいるのではなかろうか。概念の本を読んで初めて自分が読書ゾンビをやっていたことに気が付いた。

 概念の本は今まで知らなかった言葉がさも当然のように出てくるため、毎回調べて読んでいる。最近はこの本で「アプリオリ」を知り、その説明が全く理解できないので1日の本を読む時間が説明の理解に消えた。意味は分からなくてもなんとなくで進むより、止まって理解しなおすことを思い出せたのかもしれない。

 

 

 

 この辺でしめとく。本の話は思いついたらいくらでもかけそう。

 

 実はこの記事、書き始めから80日たったらしい。その間に別のところで台本書いて動画作るなどした*6ので忙しかった。今度は小ネタでスト6とレインコードの話しますかね。では。

*1:セガvs任天堂

*2:そういうタイトルの本がある、読んだことはない

*3:毎年変わっているのを書きながら調べて知った

*4:夢を受け継ぐ話としてアレの原題によく合う

*5:試験は受かりました

*6:身内向けなので公開してない

かく話

 今日、マリオの映画見てから公園行って散歩して15kmくらい歩いた。15km。マラソンの1/3。アホ。

 

 散歩の途中に公園で絵を描いてるおじいさんを見かけた。木とキャンバスに対して交互ににらめっこ。まあまあな人の往来もある中で絵を描くとは、このじいさんやるなと思いながら通りすがりにちらっと見る。水彩っぽい絵の具で木のウロを一生懸命描いている途中らしい。筆で微妙に色の違う縦線を使って陰影の表現しているようだ。芸術というのがわからんのでそういう手法もあるんだ程度に思った。

 自分は絵について大の不得意で、中学生になって美術の授業が嫌すぎて泣いたことがある。描く事が嫌すぎて泣いたのと、なんとか完成した(完成していなかった気もする)それを発表したくなさ過ぎて泣くという計2回泣くくらい嫌だった。それくらいには描けない。成績表の実技4教科はそれと音痴と運動音痴と教員との相性で平均が2.7だった。紙面で救済されたのか1は免れたらしい。

 

 絵を描く話に戻って。今思えば図工でも美術でも、授業なる形態で絵を描くことが無理だったのではないかと思った。線を引いてウンウン頷くのもできなくはない。が、そもそも何を描きたいかの段階から思い浮かばないのでダメだった。思いついても練習をしていないので線を引けずにまた泣いてしまう気がする。

 どちらかというとあるものの写生の方が好み。DBHの頭の方のマーカスみたいな描き方ができればなあと思う。3Dプリンタで組み立てるように、塗料を置くイメージ。

youtu.be

 

 存在しないものを作るのにはAIでいい(よくはない)けど、存在するものを写真ではないものには見たまま出力するには描くしかないという。目と手の関連付けと知識が必要になると考えるだけでめまいがする。

 

 その点文章は気楽。普段使っている言葉を並べると意味が伝わる。いやそんなことはなかった。ただでさえ最近の自分の文章は散らかり気味。今までどうやって書いていたか思い出せない。思ったことがまとまらない。

 そんな中これを読んだ。ちなみにここ数年Youtubeチャンネルの方のオモコロを見ている。匿ラもそこそこ。

omocoro.jp

 考えを出すってこういう文章でいいんだよな~。しかもこれ読書感想文として書いている。一番最初に始めた理由のあの読書感想文。感じたことが素晴らしいのはさておいても、まとまってなかろうと思ったことを自分の表現でそのまま書いていいんだと思った。時と場合によっては出すと怒られるのはさておいて。「武器になる気持ちとエピソードを書いて戦え」と言った挙句、ダメ出しもする授業ってやつが悪いんじゃないか?

 

 今日見たじいさんは、出力手段が絵であったルートの自分だったかもしれない。人に見られる場所で絵を描いて、うまく自分の力で完成させたことに満足するのだろう。そして、今の自分が何か思ったことを出力する手段は文章である。頭からはみ出たものをTwitterに晒しつつ、まとまったらここに書いていくのは公園での絵描きに似ている気がした。

 気持ちを伝えるための語彙を本なりで仕入れつつ、これからも気長に"あんかけが書く"は続けていく。5年前から書いてる話は少し変わりましたが、読んでくれてる人、これからもよろしくお願いします。本の話は途中になってます。

ポケモンっぽい名前を生成するなどした


正直なにもわかっていない

はじめに

 ポケモンの名前は構成する文字によく見る並びがある気がする。リザードンとかシビルドンとかトリトドンとか「ドン」があるしバンギラスとかバンバドロとかバンプジンとか「バン」だし。というわけで適当に文字のマルコフ連鎖からポケモン名を作ってくれるプログラムをpythonでつくった。マルコフ連鎖とかは適当にググってください。



つくりかた

 2023年はChatGPT!!!!!!!!

こいつに聞け

 プログラムが投げられる。

import random

def generate_word_chain(text):
    words = text.split()  # 単語のリストを生成
    word_chain = {}
    for i in range(len(words) - 1):
        current_word = words[i]
        next_word = words[i + 1]
        if current_word not in word_chain:
            word_chain[current_word] = []
        word_chain[current_word].append(next_word)
    return word_chain

def generate_text(word_chain, length=10):
    current_word = random.choice(list(word_chain.keys()))  # ランダムな単語を選択
    generated_text = current_word
    for i in range(length):
        if current_word not in word_chain:
            break
        next_word = random.choice(word_chain[current_word])
        generated_text += ' ' + next_word
        current_word = next_word
    return generated_text

text = "The quick brown fox jumps over the lazy dog"
word_chain = generate_word_chain(text)
generated_text = generate_text(word_chain, length=10)
print(generated_text)

 お前これ適当に単語並べるだけじゃん。

 適当に「重みづけしといて~」と言いつつ適当に手直し。

import random
import re
from collections import Counter
from random import randint

def generate_markov_model(text):
    # マルコフ連鎖のモデルを構築する関数
    model = {}
    words = text.split()
    for i in range(len(words)-1):
        if words[i] not in model:
            model[words[i]] = []
        model[words[i]].append(words[i+1])
    return model

def generate_text(model, num_words):
    # マルコフ連鎖を使って、指定された数の単語からなる文章を生成する関数
    current_word = random.choice(list(model.keys()))
    while not re.search(r'[^:2Z・ァィゥェォャュョッーン]', current_word):
        current_word = random.choice(list(model.keys()))
    text = current_word
    for i in range(num_words-1):
        next_words = model[current_word]
        next_words_count = Counter(next_words)
        weights = [next_words_count[word] for word in next_words]
        next_word = random.choices(next_words, weights=weights)[0]
        text += next_word
        current_word = next_word
    return text

# ファイルからテキストを読み込む
with open('text2.txt') as f:
    text = f.read()

# マルコフ連鎖のモデルを構築する
model = generate_markov_model(text)

# マルコフ連鎖を使って、3-6文字からなる名前を6つ生成する
for i in range(6):
    generated_text = generate_text(model, randint(3, 6))
    print(generated_text)

 こんなんでええんか?重みづけの概念がこれでいいのか怪しい。詳しい人適当に教えてください。

データ

 コード中にあるtest2.txtはこちらのcsvのタイプを消して1文字ごとに区切ったもの。
https://wonderhorn.net/material/pokelist.html

 データの偏りとしてニドラン♂♀は統一して「ニドラン」にした。あとはSVに登場したパラドックスポケを削除。ポケモンっぽい名前でないような名づけをしているので、それらを消してポケモン感のある名前になりやすくする。
 ブロロロームのせいでロ(ro)→ロ(ro)の流れが強まるのを危惧するも見逃してやる。ギギギアルもそうか。お前も見逃してやる。こいつらを放置すると「ロロロロロロ」みたいな謎モンが生成される確率が高まる。でもマルコフ連鎖の理屈的に2文字同じものが続くものがいる時点で「ポポポポポポ」("ポポ"ッコ)とかも避けられないのか。
 「カプ・〇〇〇」は「プ・」と錬成された瞬間に「テ」か「ブ」か「コ」か「レ」が確定する。「プ・ブーン」なる謎モンも産まれうる。こいつも見逃してやる。

ゆけっ!メノシュー!

 とりあえずcmdで実行。

俺の手持ち

 弱そうが過ぎる。メノシューは地面草の無進化っぽい。ドラミドロのなりそこないとかアマルルガの進化前(アマルスだろ)みたいなやつとか。ケンシマームが多分切り札。物理型でめちゃくちゃにした後に鈍足高耐久特殊高火力のモリールドでギリ殴り勝ちそう。

 もう1パーティ作る。

ポケモンマニア の あんかけ が しょうぶ を しかけてきた!

 ケニャムーンて。起点づくり要員っぽい。トリル担当か?トリルしたらハダイドサが上から殴ってトリル切れるくらいにクローライドが詰めていきそう。トリル無理そうならセクハナイとダイキリーのグッドスタッフ組で対面勝ちを狙う。

結論

 ポケモンという存在しない生き物の中でも存在しない架空ポケでキャッキャするおじさんが生まれた。割と並びを見て面白かった。
 思ったより文字の並びの偏りは無い気がする。1000種もポケモンいるなら数体「ドン」族がいたとて誤差なのだろうか。ドードーとかドータクンとか「ドー」もいるし生成されたハダイドサは"ドサ"イドンのそっちが出ている。確率は難しい。
 

ブーバ/キキ効果

 これをやってみた要因に「ブーバ/キキ効果」を知ったのがある。元々何かで知っていたけれどまた調べなおした。
ja.wikipedia.org
 ポケモン的に言うならポケモンを全く知らない人に「こいつらのどっちがガオガエンで、どっちがペロッパフだと思う?」と聞いてみるような感じ。ガオガエンは力強い感じがあるし、ペロッパフは柔らかい感じがありそうだな~となんとなく正解率が高まるのではないか。

 図書館で音声学の本を見たのでそのうち読みに行く前にこんなことをした。そんなわけで存在しないポケモンを生成することでプログラムとか確率とか心理学とか音声学の勉強のきっかけになりそう。がんばります。

失敗作

最近の小ネタ 8

 小ネタのための前振りのネタがない。前振りを考える話まで話のネタにすると小ネタをまとめる話に飛躍して自己言及的な内容になってしまう。そこまでいくと別でネタになりそうなので考えるのをやめる。

 

 

オタクを生きるツール的なやつの話

 自分の中のオタクの定義*1は「ある物事に執着し、それの情報や体験を得ることが至上の喜びである人」になっている。自分の中の「ある物事」はゲームになるのだろうか。なんらかのゲームでもいいしゲームそのものの話でもいい。

 で、ある物事から情報を得た時に、そこから何まで派生して結び付けられるかを考える。「元ネタは多分これだろう」とか「これもしかしてアレの見立て殺人?」とか。物語でないものでも、数学の問題の「この形ならあの公式が使えるじゃん」も近い。思いつける力があるとそれの面白いレベルは全然違ってくる。アニメポプテピピック*2のパロディだって全部わかった方がニヤつきながら見れる。

 この知識とか結び付け力が欲しい。それっぽい言葉を使うなら教養とか今流行の(いうほどか?)のリベラルアーツ。多分。

 どう知るかが難しい。自分はいくつかあるオタクの古典みたいなものを摂取している。もしくはパロディネタ多すぎるものに飛び込むとか。手当たり次第取り込むよりも挙げられがちなものとして前例があるものを順に吸収するほうが効率が良い。しかし「効率が良い」と言い始めると楽しむことから離れてしまう。

 その辺の勉強よりも楽しいのはそう。パロディがなされるほどのものであれば大抵は面白いか飛びぬけてクソである。大事なことは自分のすきなことを楽しむこと。

 

本の話をしたい話

 本の話がしたい。本の話。

  • 積読の話
  • 読んでいる本の話
  • 本棚の話
  • 本の読み方の話
  • 本の分類の話
  • 本を買う話
  • 本を読む場所の話

 この辺の話がしたいけれど何をどうすればいいのかわからないので保留しっぱなし。本棚の一部分の写真だけ挙げておきます。

 細かい本の話はよくここでしている。Twitterと連携しているのでTwitter側にも流れはするが、全文は出ない。自分の本棚や読んだものを晒すなどもここ。

bookmeter.com

bookmeter.com

 

 今度はちゃんとまとめて書く。

 

ものがあるからなんなのさ

 ちょっと本の話の続き。本を買い込んだけどこれどうしよう。保存場所に困っている。現在の本棚に240冊ほど*3あるらしいが、これをこの先どうするか悩んでいる。

 そのまま自分の脳みその中身を表したような本棚。自分が死んだあと、まとめて燃やされてしまっても構わないが、それはあまりにも寂しい。どうせならどこかのだれかにまとめて繋ぎたい。自分の本棚は読書メーターがサービス終了するまでは概念を残してくれるので、現物は誰かに渡さねばならない。本は読んでもらえる状態にあるから本である。

 というわけで死ぬ前に母校か地元の図書館に寄贈できるようにしたい。あのクソ田舎にちょっとでも自分の肉片を埋めるような気持ちである。他のものもどこかで必要とされていてほしい。死んだ後の物品処理リストでも作っておくか。意外と遺品整理業者は多いので金貯めてできるようにしたい。 

 こういう時に子供というのが便利らしい。今自分がデジタルサービスと業者に依頼しようとしていることをやってくれる*4上に、ある程度の思想を継承した存在がそれ*5になる。

 自分からそれは発生しないが、自分の本棚ののれん分けをしたような存在がどう生きるか気になる。きっとぶん殴りたくなるようなむかつく奴に違いない。そんな奴が、図書館から産まれてくれると嬉しい。

 

自分のこと

 端的に言えば飽き性が過ぎる。継続によって得られる変化が1週間以内に起きなければ意味無しと判断して打ち切るらしい。筋トレは本当に1ヶ月以上続いていない。3日で腹筋が割れてくれないと面白くない。

 己の意志で継続できているものはゲームと自慰とエス語の単語学習アプリ*6くらい。単語は半分ゲームみたいなものとしてやっている。ゲームと自慰、あまりにも得られる気持ち良さに対しての時間効率が良い。脳の報酬系が壊れているのでは。

 快までの道程の苦が耐えられないせいだろうか。3日も頑張ったのに割れてくれない腹筋が悪い。こっちは疲れて帰ってきたうえで筋トレしてるのに何も得られてない。ただの疲れ損。こんなことなら最初からゲームしとけばよかった。

 この理屈だと選挙は自分にとっての筋トレと同じになる。投票したとて大きく生活が変わらない……。虚しい。などと言わず行きましょう。行きます。

 

マスク生活n年目

 マスク外していいらしい。なるほどと思いながら外に出て人を見る。みんなマスクをしている。いや、マスクをつけていない人もいるが、なんかこうアレな人。有り体に言えばヤバいおっさんが多い。見た感じは同年代未満だとマスクをつけている人が多くて、以上だと外す人が多い。もうそろそろおっさんになりつつはあるが、「ヤバい」おっさんになると思うと外したくない気持ちがある。そんなわけで未だにマスクをつけている。

 久しぶりにマスクを外して久々に鏡を見ると歯を抜いた影響もあってか、口角の高さが違った。マスクの下で必死に笑顔の練習*7をしているが遅い。外見は今更仕方ないかと近くのコンビニまでそれで行ってみた。ちょっと気を使いつつ無事買い物ができた。マスクを外すことそのものには恐れていない。

 問題は鼻に新鮮な空気が飛び込んでくること。鼻の奥に刺さるような痛みがあるほどには粘膜が軟弱になっている。これから少しずつ暖かくなるにつれてそんなこともなくなってほしい。

 

やめられないやめたくない

 今、手元にある物語シリーズの本は化物語上下と偽物語上下と傷物語だけである。実家には続・終物語まであった。新刊が出る度集めていたが、そこまでしかない。続終物語が2014年9月、次の愚物語が2015年10月。この間に何があったかというと音ゲーとバイトをしていた。

 音ゲーを思い浮かべる。脳みその中でのゲーセンは弐寺がSINOBUZでボルテがHEAVAENLY HAVENをやっている。どちらも2016年末。今はRESIDENT(30代目!)とEXCEED GEAR(6代目!)と時は進んでいる。次のバージョンの前には学生のあれこれが忙しくなったりした。人生のグラデーションが浮き彫りになる。

 未だにつまみ最強は#Endrollで止まっている。この状態がとても寂しい。アップデートがなされていない。そこに割く力が足りていない状態になってしまっていることが寂しい。当人としては悔しさすらある。労働さえなければ、俺に66兆2000億円ほどあれば……。

 息の長いシリーズものを追う以上多少は仕方ないのかもしれないが、人生において置き去りにしたものを意識させられてしまうことがダメなのかもしれない。

 

 この話は自分だけでなく、誰かから聞いた話でもそう。「昔はめちゃくちゃイベントとか出てたけど今はそんなにね……。」と言われると複雑な気持ちである。この人には何かよんどころない事情があってそこで止まっているのだろうか、それとも飽きたのだろうかと考えさせられる。

 願わくば力を入れてしまったものすべて、この先の時間ずっと引き摺ってでも続けるようになりたい。

 

 飽き性の話の後にこの話、良くなかったのでは?

 

 

 

 

 

 こんなところ。次は本の話でネタまとめにしておきたい。小ネタしか書いていないし書けなくなってしまった。昔の自分すごい。それでもなんか起きるまでは思ったこと書いていきたいです。

*1:マイ辞書ははっきり文章を書いていないので文面が良く変わるため使えるかは微妙

*2:1期しか見てない

*3:読書メーターの表示+読み込ませてないもの

*4:かなりうまく育成に成功すれば

*5:非常にうまく育成に成功すれば

*6:2ヶ月ちょっと続いている。連続記録は切れたが

*7:アハハハハハハ!!!!!

最近の小ネタ 7

 どうも、あんかけです。暇つぶしに散歩してたらなんか書きたいこと出てきたので道中思ったことを垂れ流していきます。

 

・乱丁/落丁の話

 落丁本に遭遇した。

 

 この本自体はクソ分厚くて毎日10ページほど読んで勉強しようねという内容。毎日の内容がまあまあ濃く、読もうと思って一日中読みふけるには体力を要求される。そのせいでここまで気が付けなかった。

 某所で読み進めている時にページが抜けていることに気が付き、たまたま近かった購入店で店員さんに話をした。購入できる証明は多分この辺の日に買ったであろうという話と、つけているブックカバーがこの店のものであり、その本にちょうど合う折り目しかついていないことくらい。それだけで意外となんとかなった。

 現在出版社の方に問い合わせ中。戻ってくるまで途中の原文訳文がわからず、動画中のN日目から先に進めなくなってしまったが、しばらくは他の勉強ということで。

 

 これまで本というものに触れてから落丁は初めて見た。人生で触れた本など高く見積もっても700冊程度だろうが、まあまあの数見ても正常な本しかなかったというのはすごい。金のエンゼルを当てた時の喜びに近い感情だった。なかなか良い経験をしたのではと思う。

 そうは言っても手に取ってきた本の大半が図書館で借りた本であろうし、見かけていた方がおかしいか……。

 

・婆さんと青年の話

 散歩中、街中でなんらかの案内*1をしている青年が婆さんに絡まれていた。あまり存在し得ない珍しい組み合わせのため、あまり不信ではないくらいの距離でやり取りを盗み聞きしてみた。「年金が~」とか「体がね~」とか断片的にしか聞こえないが、なんとなく婆さんの雑談に青年が付き合わされているようだった。青年も人が良く「そうなんですね~」などと応対していた。20秒くらいそこにいた、それだけの話。

 青年は仕事中にそんなことに時間を割かれて良いのだろうか。多分契約をするわけでも何を買うわけでも無さそうな婆さんに構っていて大丈夫だろうか。会社の利益にはならないが、つっけんどんな態度で追い返すよりも愛想笑いで避けて追い返すタイミングを待つとかしていたらこんなことになっていたとか?社会全体で見たら一種の介護だしどこかでそれ相応のなんらかの利益が生まれていれば良いのだけれどとちょっと不安になった。

 客じゃなさそうな人にある程度の応対をする余裕がある青年がすごいと思った。お疲れ様です。

 

・ネットと本の情報の話

 小学生くらいのとき、「インターネットの情報は嘘であったり発信者の身元が不明になりがちであるから、作者のはっきりしている本の方が信頼度が高い」という話をされた。要は「発信元が明確であり、本そのものも参考文献が存在するように、多数の確かな根拠から導き出される事実を信頼できる情報としましょう」ということだと思う。

 小学生当時がどうだったかわからないが、今の小学生が本から情報を得ようとすると間違ったものを取ってしまいそうな気がする。小学生の行ける範囲の図書館は学校のものであったり公共のものになりがちである。そういった場所の本はまあまあ古いのだ。教科書では鎌倉幕府成立とされる年が変わったり*2、植物は遺伝子によって分類を見ると過去の図鑑とは全然違ったなんて話もある*3ほどらしい。過去の本から得られる情報は「この出版時期にはこういう考え方・事実で語られていた」ということである。更新されないという点でどうしても劣ってしまう。

 かと言って現代インターネットは地獄である。適当にサイコロについて明確な出典元、もしくは何らかの権威のあるところの情報を得られるか試してみる。サイコロを選んだ理由は手元にあったから。

 Wikipediaか~。結局Wikipediaも本当に正確かと言われると難しいしな~~~。何より出典元が本な以上、情報はネットから得たけどネットは本から持ってきました、じゃあその情報は本からのものですよねとなってしまう。Wikipediaは情報の集まりに誰が見ても事実と言える文言を付与したものである以上、仕方ないと言えば仕方ない。画像からスクロールしたらこのすぐ下にピクシブ百科とニコニコ百科が出てきて笑ってしまった。サイコロに詳しい人はおらんのか。

 今の子供たち、自由研究とかで結論とかデータを引っ張り出すのをどうやっているのか気になる。調べものは難しくなるばかりである。

 それはそれとしてサイコロの題材が悪かった説はある。

 

・無駄の話

 さっき落丁のあった本、これ。

 なんやかんやでエスペラント語を勉強している。「全人類が知らん言語なら学ぶにしてもすべての人類平等やろ」の精神で生まれた。いろんな言語から語彙を引っ張ってきたりしたらしいが、ラテン語が元の言葉が多いっぽいのでラテン語の影響がある言葉の話者は学習に有利である。平等とは……。日本人でも義務教育くらいの英語ができれば割と学びやすいと思った。ちなみに学習者はそこそこいるらしい。正直、各方面の方には申し訳ないが、世界共通語としての地位が英語に乗っ取られ過ぎているので、いろんな国の人と話したいなら英語を勉強した方が良い。

 それでも自分がこれを勉強している理由、人生においてなんの影響も及ぼさなさそうだからだと思う。仕事中に、

「あんかけ君、あなた外国語喋れる?」

「英検3級ですけど……」

「じゃあアメリカの人にメール送っといて」

はギリギリありそう*4だけど

「あんかけ君、あなた外国語喋れる?」

エスペラント語を少々………」

「ちょうどよかった、向こうの人とのやり取りエスペラント語だからよろしく」

とはならない*5。別に仕事中に限らずとも、見知らぬ外国人とやり取りするのは初手英語から入るのが丸いわけで。

 こういう意味の分からん話が自分の性に合うんだろうと感じる。ゲームの頻度が減るくらいにこれの勉強を楽しんでいるところがある。なぜこの感じが他のことに向かないのかとちょっと嫌になる。

 そのうち検定試験がある*6ので、受けてくる。結果は思い出すか言える方の結果だったら報告する。1.5か月ほど勉強して、文法はなんとなくOK、あとは語彙の問題くらい。がんばります。

 

 

 

 今回はこんなところ。このクソ寒い早朝*7に記事公開して誰が見るんだよ。それでは。

*1:なんかの作業着っぽいカラーのジャケットみたいなのを着ていた、保険の案内とか?

*2:定義が改められたという表現が正しいかも

*3:https://youtu.be/t4tty5M7ceA?t=1606

*4:ない

*5:ない

*6:マジであるhttps://www.jei.or.jp/20230325-jei-ekzameno/

*7:現在午前4時37分