あんかけが書く

かきたいことをかきます。

MTGに着手した話

 昨年末に友人からの勧誘によりMagic The Gathering(以下、MTG)を初めた。今までにやったカードゲームがカードヒーローと昔のポケカちょっととシャドバというゼロ知識からである。手っ取り早く資産が集められるというMTG Arenaでプレイ。

mtg-jp.com

 

 事前知識としては「一番歴史の長いTCG」「ブラックロータスとかいうカードがやばいらしい」しかない。チュートリアルから適当に触って学んだところ、以下のものを学ぶ。

  • マナ(シャドバのPP)は山札から引いた土地から増やすため、毎ターン安定して増えなかったりする
  • 土地入れてデッキ60枚はちょっと少なくない?
  • 対戦相手のターン中に妨害呪文が撃てるしこっちも妨害される
  • 盤面のモンスターの寿命はそこそこ長い
  • 赤緑青白黒でデッキに特徴が出る(カードヒーローのマスターとかシャドバのクラスみたいな)
  • Black Lotusはやばい

ルールといえばルールだが、ぼくにとっては新しいゲーム特有の新鮮さがあった。

 

 有識者に知識を授かりつつ、まずは資産がなければと無料でもらえるパックを引いてみる。何とシナジーがあるかはわからないが見て強そうなことが書いてあるカードが2枚出た。

夢さらい|カードギャラリー|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

 消されにくく防御されにくくカード引けて殴ったらカード引いて回復する。絶対に強い。

 

 これを見て「青でカードを引いて遅延して白で回復と霧払いしながら時間を稼いで夢さらい兄貴が何とかしてくれるのを待つ」デッキを作成。デフォルトでもらえるカードも廉価版夢さらい*1がいたりと頑張って勝ち筋を掴むように。地獄のようにボコスカ殴られる序盤をしのぎ切り、マナの出る中盤から徐々に回復と除去をしつつ息切れした終盤にモリモリ回復しながら手札を増やしてくれる夢さらい兄貴。あまりにも気持ちいい。

 

 これを作って数日後、あれよあれよという間に山札が無くなって負けることになる。その原因は「テフェリーの後見」。

https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000191/485401/

 相手がされて嫌なことをするのが対戦ゲームである。今までの夢さらいに加えて使ってみる。序盤に置いてこちらがカードを引くたびに相手の山札が消え、夢さらいが殴るたびに誘発する。相手へのプレッシャーがすごい。テフェリーの後見除去のために夢さらいが生き残ることも少なからずあった。

 

 さらに思う。「ハゲ置いて出るやつ全部消していっぱいカード引いたら勝ち」ではないか。というわけで打ち消し・妨害の青と出たクリーチャーの除去を行う黒で延々と耐え切る設計にする。とはいえ毎ターンちまちまと追加ドローしているだけでは終わらないのでさらにドローするためのバフをかけるカードを投入。

テフェリーの永遠の洞察|カードギャラリー|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

 テフェリー要素が多すぎる。これを置くことでドローを増やしていく。うまくいけば1ターンに5枚ドローし、10枚墓地送り=デッキの1/6を削れる。あまりにも強い。ここでさらに強いカードを見つける。

深淵への覗き込み|カードギャラリー|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

 このカードが発動した時に

  • 自分の場にテフェリーの後見がある
  • 相手の山札枚数が自分の山札枚数の2倍以下

であればほぼ勝利が確定する。発動すると画面はこうなる。

 テフェリーがいっぱい出てくる。そして相手が爆発する。ちなみに「テフェリーの永遠の洞察」を置いた状態で深淵を覗き込むと自分が山札全部引いて負ける*2。これで1回負けた。

 

 山札を削るライブラリアウト(以下、LO)は相手がいくら回復しようが自分がいくら殴られようが見るべき場所は盤面でなく山札であるため、真面目にMTGしようとするとこの先にっちもさっちも行かなくなってしまう。なおかつミラーマッチになった時にあまりの鬱陶しさに顔が歪む。もう少しまともなデッキを使うことにする。

 色は触った青黒白から選びたい。そして今までのようにコントロール寄り。ドローは多くしたいし除去もしたい。MTG教団を作った友人に聞いてみる。得られた回答は「青白黒のデッキがありまして……」とのこと。

 

 おすすめの構成で作ってみるとこうなる。

 除去に除去を重ねて使った置き物エンチャントを墓地から引っ張り上げて再利用しつつ4/4とする。置き物を再利用して相手とのリソース差をつけ、暇ができたらサメを生み出して顔を殴る。相手は爆発する。同時に画面を見ていたMTG民からは「陰湿」「オタクが使うデッキ」と好評であった。

 

 ちゃんと顔を殴って勝つデッキで対戦できたため満足。しばらくはこれで行こうと思いきや年が明けてから青黒ならず者とカニでひたすら山札を削るやつが増えてきた。純粋に不快指数が高い。

遺跡ガニ|カードギャラリー|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

 うちのカニ以外絶滅してほしい

 

 何が強いのかを探るために、自分も青黒切削ならず者を使ってみる。強いカードがこの2つ。

盗賊ギルドの処罰者|カードギャラリー|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

空飛ぶ思考盗み|カードギャラリー|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

 相手の山札を「ならず者」達を出しつつ削りまくり、処罰者がバフを得て思考盗みがバフを撒く。1マナで4/2ができて接死持ち(シャドバの必殺)というなんかよくわからない性能になる。これらについては相当ストレスも溜まっているのか初手カニ置いたり処罰者置くと相手が投了する。

 

 とりあえず紙のカードはリアルマネーが無限に溶けるため触らない予定。気に入ったカードのみ観賞用に買おうかと思う。使って世話になったカードたちを買うことにした。幸い電車で行ける範囲にカードショップがあって助かっている。f:id:ankakeassa:20210105183032j:image

 

 青黒ならず者にブチギレるまでは続ける。いい感じの対策デッキ教えてください。

 

*1:雲族の予見者

*2:デッキの半分を引く*2=全部