あんかけが書く

かきたいことをかきます。

ゲームについて思う事 5 『勝つために』

 最近、「e-sportsタイトル」に含まれるようなゲームに手を出している。スマブラ無限にやるマンを一時引退し、他の対戦ゲームはどう面白いのか、どう流行っているのかを知ろうと思ったからだ。

 

 そんな中で、プレイのための敷居の高さが見えたような気がした。

 下手くそで、その上トレーニングモードが嫌いなぼくのいちゃもんかもしれないが、思ったことを書き連ねる。

 

 誰かが一人で対戦ゲームをそれなりに楽しめるようになろうした時、どういった順番でゲームに触れていくだろうか。

 チュートリアルで動作を知り、一人用モードで基本的技術(公式に用意されたもの)を習得し、ついに晴れてオンラインで対戦をしてみる。

 大抵の場合、ボコボコにされる。それも「まだ見たこともない手段」で。この傾向は、ユーザー側の研究の進んでいるゲームが多い(最近の家庭用格ゲーはコンボ練習モードもあるため少し違うか?)。

 ここで心が折れてしまっては購入費用がもったいない。なんとか勝つ方法を考える。ヘルファイアを組んでワンチャン狙う?Kとポチョバスで択を迫る?Ultを捨ててでもキツい相手を倒しやすいキャラを出す?

 

 

 もう一度チャレンジ。次は勝てるか………?

 

 まあ、世の中そんなに甘くない。明らかに上手い人とは大きな差がある。どうすれば勝てるのか。初心者が考えるよりも、先人の知恵が詰まったインターネットで情報を集める方が早い。

 するとキャラ対策、強い積み方、ステージ別ムーブ等が出てくる出てくる。最近では有名プレイヤーが解説動画を上げていたりとよりわかりやすいものが集まっている。

 それらを学んだ上で、使えるような練習をしてみる。実戦で問題なく出せるようになるには時間がかかるものの、勝ちに近づくには悪くない道である。

 

 理解が深まったか、という段階でまた対戦。今度は相手のやっている事が理解できるものの、それに対応するためのスピード、事を成すための操作精度が追いつかない。結果、以前よりはいい勝負をするものの、負けてしまう。

 それに対抗するには練習か、さらなる技術の習得か、相手の動きをよく見て慣れるか。ぼくの苦手な努力の積み重ねである。

 

 こう書いていると、対戦ゲームという「勝負を楽しむコンテンツ」の難しさが際立つ。この過程で何人が「対戦ゲームを楽しむ」ことを諦めてしまったのだろうか。

 かく言う自分も、複雑化するゲームについて行けない部分がある。努力はしているつもりだが、なんせタイトルが多い。あれやこれやと混ざって思ったことができなくなる。

 

 「タイトルが多い」で思ったのだが、ゲーム開発会社各位にとってのタイトル合戦、商売競争は、プレイヤー、e-sports選手からすればどのタイトルに向かえばよいのかわからなくなってしまう。コミュニティの拡大以前に分散されてしまい、そのまま消滅してしまう事もあるのではないかと不安になる。

 

 話がそれた。ぼくは、e-sportsタイトルを何本かプレイすることは続けていきたいが、しばらくは増やすのをやめておこうと思う。次は今のタイトルの知識を深めてからである。

 ゲームは強制されないものであるが故に、楽しくてもやめることは簡単なのだ。

 だからこそ、ぼくは新しいゲームにも目を向けつつ、今のゲームは続けていきたいと思う。