あんかけが書く

かきたいことをかきます。

最近の小ネタ 12

店内BGM

 適当な店で飯を食うor酒を飲むをすると、眼の前のものを味と見た目以上の情報がない。美味すぎると夢中になるが、なんとなく入った場所程度だとそんなことはめったにない。食べると減るという自明の理以上に卓に変化がない。仕方がないのでいつも通り適当な文字に目を通したら耳に入り込むBGMに意識を向ける。

 多分店員さんの趣味であろうK-POPとかが多い。仕事中にイヤホンを持ち込めるならすきな曲を流していたいので、いつもの曲を流しておくのははわかる。でも、入口に赤提灯置いてておっさんばっかり来てるこの空間で縦ノリの曲もどうなんだ!?!?あんまり考えてない?BGMこだわりおじさんではないが、飲食店で働いた経験がないせいで店内BGM選定工程を知らない。

 そもそも店員さんが韓国・中国っぽい人なのでそっちの趣味なのだろう。歌詞が聞き取れないのとテンポ早めで好みではあるが、他の人は店のBGM問題にどう向かっているか気になる。安いところしか行かないし、複数人で来ているならBGMもそんなに関係ないからどうでもいいか。自分が独りなのが悪い。

 

睡魔を言葉に

 毎日眠すぎるときがある。朝からそれなりの時間を適当に人として生きようとするには差し支える程度には眠い。この辺も医者に相談したくて、この感覚を掘り下げた。その時のメモ。

 

 朝起きた瞬間に眠さの爆弾を抱えている。動かねばならないという使命に駆られて人間になりすまし、外に出る。外気に当てられて体の当たり判定を掴んできた頃、眉間に指を突っ込んだくらいの深さに明確に眠さがあることがわかる。この時点で今日の1時間は意識を無くすことが決まる。抗うとかそういうレベルではないのを知っている。

 適当な時間になると眠さがにじみ出てくる。卵の黄身を潰したように、眠さのあるべき場所から頭に広がって、手足をずしんと重くする。こうなったらあとは意識を失うだけ。気が付くとまあまあな時間寝ている。眠いなら顔を洗えとか、立ってみろとか言われるが、そんな程度で何とかなるわけではない。実際、立っていても体重をかけて安定できればそこにもたれかかってそのまま崩れる。

 こうなる瞬間は何かに意識を向けさせられている時。特に話を聞かされている時。目の前に人がいて、そいつが喋っていると限界が来る。しかも、それが重要であればあるほど。前の日にどれだけ寝ようが関係ない。悲しいことに、大抵は夜になるとなくなる。

 

 多分気が付いたときからずっとあった。中学生とかで授業中の暇な時に寝ていた頃からこんな感じだった気がする。それが薬で抑制されたことで初めて通常を知ったというか。

 新卒だった時の社員研修ですら隣の席のやつに起こしてもらっていたし、それで周りの人間はどうしてこのクソつまらん話を聞いて気を失わずにいられているか不思議でならなかった。

 薬飲んだ今ならわかる。ちゃんと聞いてるから起きているのではなく、聞いていないけど起きているだけだった。

 

 

情報を身に纏う

 成人してからたまに話のタネにファッションが挙がる。みんな服買ってんだな。物理的にダメになるか色が変わるとかするまで服を買わない。実はなんなら今年服屋に分類される空間に足を踏み入れていない。服腐って鼻も壊れている説はなくはない。マジで臭かったら誰か怒ってほしい。

 学生の頃、体形が相似の教員がいて、その人がめちゃくちゃ楽で特徴のない服を着ていたので今はその人と同じ格好をしている。一度その教員とほぼ同じ格好で鉢合わせたことがあって気まずかった。

 で、流石に成人したし勉強だけしとくかと思い、他の人が何着てるかをなんとなく眺めるるも全く頭に入ってこない。少なくとも全裸でなくて、スーツじゃなくて、寒そうでも暑そうでもなさそうな恰好。文字の入ったTシャツならその文字情報が入ってくるが、それ以外の情報がまったくわからない。着ているものを表すための語彙が無いのはそう。

 逆に服を選ぶときに、きつくないこと、肌に触れてストレスが無いこととその服に情報が少ないこと以上に考えていない。服屋はもうどんなところでも入った瞬間に服が多すぎてキレそうになる。服、全部同じすぎる。地元の河原のチャートとか泥岩の縞の方が違いがある。

 というわけで面白みがわかるまで服について考えるのはやめた。いつも酒飲みに行く友人が待ち合わせ場所にジャージで来ているのを見て仲間だと安心している。

 

 

そんなに腹は空いてない(牛丼並は余裕で入るものとする

 前の山手線一周で、過度な運動なら一日で痩せるものと思い前後で体重を量っていたが、全く変わらない。道中で定食とオムライスを食ったが、それらで摂取したエネルギーを消費しきっていないとは思えない。まあ、現実はそんなもん。BMIは21弱という真ん中の数値。おっさんになりつつあるが、それなりに食べる量を気にしながら過ごしているとそれなりの体重に落ち着くものである。

 とはいえ、自分でも引くくらい食う時は食う。飲み会のコースの帰りにラーメン屋行ってさらに帰り道にケバブ食ってさらにさらにおにぎり食うくらい食う。酒飲んだ時特有の胃袋の上限が無くなる現象と噛み合うとこうなる。自炊していても4人前は2日分でなくなる。なんなら食後のデザートにカップ麺と菓子パンぐらい食う。

 食事をほぼ1日1食にしているせいで夜にやたら食う人になっているのはある。それのおかげで勝手に16時間だか18時間ダイエットなるものになっている。響きはいいが、やってることは夜ドカ食いおじさん。自分が標準体重であることが珍しい生活をしている。

 20越えてから5年ごとに山場があるらしいが、その山で脱落するのかどうか。すでに尿酸値がやられている自分はどうなってしまうのか。こうご期待。