あんかけが書く

かきたいことをかきます。

41つめのすきなもの『自分の場所』

 別にMOTHER2の「おまえのばしょ」ではない。しかし、それに近い何かがあるには違いない。そう思わせるのが『自分の場所』である。

 この書き方のままでは、あまり具体的ではない。具体例なら自分の家、実家、実家の自分の部屋、自分の席だろうか。自分で得た、もしくは他者より与えられた自分のための空間を示す。

 

 多くの人間がそうであろうが、他人の空間では自分を出しづらい。親しい友人の少ない他のクラスに行った時のような疎外感があるのだ。また、どんな友人の家であれ、その空間はワイワイと楽しむために自分を存在させるのであり、ゆったりするためにいることはあまりない(帰省の際に友人の家を中間拠点にすることはあるが)。どんなに気の置けない友人であれ、その空間の持ち主がいる以上は相手を考える必要がある。

 自分の場所であれば、自分が主役である。どこで何をしようが勝手なのだ。他には見せないほどの堕落した自分でいられる。その自分の周りには自分のニオイが染み付いた(臭くはないはず)道具があることも大きい。馴染んだ物は使うだけでなく、視界に入るだけでも安心する。

 ただ、その空間には他者がいてこそ成り立つ場合もある。自分の席の周りには良く知るあいつやアイツが必要なのだ。虚無の中に自分の席があってもなにか物足りないだろう。ふとゲームをしながら周りを見て思い浮かぶ。

 

 仕事の都合で外へ来ているが、何より安心するのは自分の場所。早く帰ってぐうたらとした自分でありたいものである。