あんかけが書く

かきたいことをかきます。

29つめのすきなもの『コンビニ』

 コンビニというものはconvenience storeの名の通り便利で都合の良い店であり、よほどの田舎でなければどこかに店舗がある。

 コンビニの密度でその地域の発展レベルがなんとなく察せる。どこからでも歩いて10分でコンビニに行けるのであれば良い所だと思う。ぼくの地元は歩いて25分くらいが最寄りのコンビニだった。微妙なラインだが、出不精なぼくは自転車でも車でもあまり行く気にならなかった。ぼくのような面倒くさがりは徒歩40秒になければ行かないだろう。

 

 何かのついででコンビニに行く時は店内をぐるぐると回る。外に出た帰りにせっかく来たのだから、と物を見ながらほしいものを探す。

 雑誌置き場を通り抜け、狭くなったエロ本スペースに落胆しながら飲み物を物色。最近流行り始めた透明飲料が興味を引く。また、系列独自の飲み物も気になる。例として、名前だけ選ぶとセブンイレブンジャスミン茶は響きが洒落ている。そのうち買ってみたい。

 悩んだ結果いつものようにりんごジュースを手に取りスナック菓子に目移り。近年は減ってしまったポテトチップス。自分が大きくなるにつれ、こいつは小さくなってしまった。前ほどバクバクと食べられるわけでもないのでちょうど良いかもしれない。少しの寂しさを感じながら手に取る。

 そのままレジへ向かって並ぶ。レジの横にはホットスナックが顔を見せている。コンビニのホットスナックといえばファミチキLチキナナチキに並ぶようなフライドチキンだろう。ぼくはあの暴力的な油と香辛料の効いた風味がすきだ。月に1度くらいふと食べたくなる。

 

 コンビニの配置にも売上を伸ばす戦略があるという話はよく聞くが、ぼくはまんまと引っかかっている。経営陣が考えたルートで意味もなく品を見てしまい、「ついで買い」することがよくある。コンビニ限定などと書いてあるとつい手が伸びるのだ。

 ちょっとそこまで、とコンビニに行くあなたも少し多めの手持ちで店内を回ってみるのはどうだろう。