あんかけが書く

かきたいことをかきます。

田舎と都会の話

 地元はそこそこに田舎である。最初期に用水路の回であげた写真を見るとやたら草があったりする。そういうところが出身である。

ankakeassa.hatenablog.com

 

 そして今では関東に住んでいる。

 

 今回は対比を書けとのことだったので「田舎者から見た都会の話」という感じにしてみる。
 この辺りで暮らし始めてもうすぐ3年目に突入する。地元に戻っては『のんのんびより』のひか姉のような話*1をしている。なんならこのブログでもそういう話を書いていると思う。

 

 田舎から関東圏に住んで慣れなかったのは電車移動だろうか。決まった時刻に来る電車に乗り込んで詰め込まれた人間の中でしばらく待ち、着いた駅をさらに歩いて目的の出口を探す。ここにさらに乗り換えが絡むと地獄である。なぜ建物の中をここまで歩かされるのだろうか、なぜ人は目的地を目指すのかと余計な考えが頭をめぐる。
 地元の駅(?)は迷う要素がない。入り口からホームは見えるうえに、ホームは一つしかない。20歩で着くためやたらと歩かされることはない。駅がある時点で田舎ではないのかもしれない。
 そもそも、地元の移動手段は車であった.1時間に1本来るかくらいのバスだの電車だのよりもいつでも家から出られる車が便利すぎる。一家に1台どころか、家族であれば夫妻で2台+子供の1台があったりする。思い返すとなかなか異常である。

 

 都市部が電車+歩きで完結できるのは駅周辺で全て完結するからである。少し歩けばスーパーもコンビニも必ずある。最低限食料は買えるのでぼくみたいな引きこもりには何も問題ない。
 田舎は店が無い。いや、無いことはないが歩きや自転車で行ける範囲に店が無い*2。車で出て食料、日用品、服を必要な分を多めに買い込んで次の買い物まで過ごす方が楽である。
 これらをこなす大型SCという施設に行くことが生活でイベントとなるため、これらはもっぱら休日に行われる。買い物は娯楽の一つである。ちなみにAmazonは注文から3日くらい。関東は翌日に届くので驚いた。

 田舎でのイベントとか娯楽はそうない。先述の大型SCでなんかあるか、県主体でやるような規模のものがあるかくらい。市町村だとか自治体の何かはそこそこの頻度だが、そこにいるのは運営かそれと仲の良い近所の人である。そうでもない土日はキジバトの鳴き声に合わせた縦ノリで1日が終わる。
 で、関東。つねに何かやってる。ぼくの趣味ならゲームの何かとか同人系のオタクイベントも会場は東京神奈川千葉で、それら専門の店も結構ある。一般的な方面でも無いものがないくらいにはある。休日のやることに困らなさすぎる。

 

 そういうこともあり、幼少期から都市部に住んで人間とか文化に慣れておく必要があるなという考えである。人の少ないところでのびのびと生きた人間がいきなり人混みにぶち込まれると何というか困ってしまう。
 世の中にはいろんな人がいて、道端に座り込むやばそうな人とか急に始まる喧嘩とか電車で飛ぶ怒号とか、意味のわからない悪意とか理不尽とか。田舎には人間の数が少ないおかげで見つからなかったやばい人間が急に都市部で目に入る。実は世の中、思ってるよりはるかに地獄かもと思う。

 

 話がまとまらなくなってきた。

 

 生活するなら都会、過ごすなら田舎。そんな感想。なんやかんやで地元に飛ばされる可能性があるのでちょっと悩みながら話を書いた。しばらくは関東でしぶとく生きたいな。

*1:ちょっと盛った都会の話

*2:歩いても景色が変わらないのでただただ移動が苦痛なのもある