なにかしらの制限があるものの方が人は動きやすいという話をどこかで聞いた。自分としてはその方が良い。自由すぎると選択肢が多くて悩んでしまうのだ。
正直なところ、ドラクエくらいの一本道RPGも悪くないと思っている。目的がはっきりしているからだ。ゲームでくらい悩まず生きたいものである。
話がずれた。
そんなドラクエを構成するような(最近はそうでもない)ドット絵は味があって良い。解像度や色に限界があったために生まれたとはいえ、「それがそれとわかる」ものになっている(キャラデザインによるものもあるが)。
FCドラクエ2辺りはキャラクターの服装がなんとなくわかる。パッケージの三人をいい感じにゲームへ落とし込んであると思う。
SFCは大きく変化した。色が増え、かなり綺麗に見える。主人公の髪のツヤや服の陰影を見ればこれらの変化がわかりやすい。今思えばかなりの進化である。
近年は「レトロ」な雰囲気を出す手段としてドット絵がよく使われる。「勇者のくせになまいきだ。」シリーズが真っ先に思い浮かんだ(最新作はVRで質感が大きく変わったが)。「ゆうなま」はドット絵があちこちで動き回り、表情が豊かである。特に3Dのエンディングは感動する。
ポケモンBWも思い出深い。いつも通りのポケモンシリーズのドット絵がイキイキと動く。初めてリザードンが来たときの感動は今でも忘れられない。いつでもカッコ良かったリザードンが猫背気味ながらも相手に対し、威圧感たっぷりに構えていた。
ドット絵について考えていると出てくるものは思い出ばかり。あなたもすきなドット絵、あるのではないだろうか。