あんかけが書く

かきたいことをかきます。

2年経った話

 ブログを始めて2年とちょっと経ったということは、関東に来て2年になったらしい。

 

 コロナがどうのこうののご時世でも電車には人がいっぱいでいつもの毎日を過ごしているうちにふと気がついた。

 「いつもの毎日」とは書いたがそれは人生の1割くらいでしか経験していない。いつの間にか電車の中で人に囲まれながら痴漢されないよう冤罪に巻き込まれないよう過ごすのが日常になった。どう考えても自転車で田んぼだらけの中を走っていた時間のほうが長い。

 

 ぼくを取り巻く環境は変わったが、ぼくそのものは変わっただろうか。

 今聞いている音楽は4年前にテスト勉強していた時に聞いていたものと変わらない、未だにゲームで声は出る、髪は短く保っている、このブログを読み返して共感できる。

 根っこのナニカは変わっていないようだ。

 

 2年前と違うとすれば判断の回数が増えた。それも重要なレベルのものである。仕事がアレでいろいろあって考えた時に「将来的に見て役立つか」とか考えるようになってしまった。夜の白米が美味しければ良かったはずなのに。

 

 学生の頃の教科書にあったスヌーピーの『ピーナッツ』の小話を思い出した。

 安心というものは前に乗る両親が運転する車の後ろの席で寝ていること。何も考えず面倒な運転は両親が引き受けてくれる。しかし突然、前の席に行かなければならなくなる。そして二度と後ろの席で眠れない。次は誰かを安心させる立場に変わる。

 嫌な話だ。

 今のところは誰かの敷いたレールを走るトロッコに乗せられて毎日を過ごしている。とりあえず道なりに進むように操作して、いい感じに前に進む。他に乗る人もいないので事故があっても勝手に自分が死ぬだけである。

 

 今のところは関東に飽きは来ないしやることもやりたいこともやらなければいけないこともたんまりある。それを終えたら次は地元に戻ろうかしら。幸いそれが許されている。しばらくは周りの環境を見つつ、今の自分が楽しく生きていられるような環境に身を置けるように、ささやかな抵抗をしようと思う。

 

 今年度もよろしくお願いします。